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2009年09月 アーカイブ

2009年09月03日

観音寺廃寺跡

秋田県横手市(旧・大森町)の観音寺廃寺跡(平安?鎌倉時代、12?13世紀)に隣接して遺跡を見下ろす小高い山頂に観音寺経塚がある。ここでは、直径0.7mほどの不整円形の掘り込みをもつ土坑形汲取式トイレ1基を確認している。覆土の上層に籌木が少なく、最下層から大量にまとまって出土したことから、施肥の障害となる籌木を押し避けながら汲み取ったことがわかる。秋田城跡のトイレ遺構と植物遺体の組成そのものは大差ないが、秋田城跡ではウリ科・クワ属を多産するのに対し、ここではキイチゴ属・ブドウ属を多産し、ナス属種子も増えている。寺院があったという伝承をもつ遺跡らしく、獣や魚に特有の寄生虫卵は検出されておらず、菜食中心の食生活が想定される。トイレ遺構の南南東50mからは「御佛殿前申」と墨書された木簡も見つかっている。なお、トイレであるかどうかは決め手を欠くものの、籌木を多く出土する土坑2基も検出している。
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京都府木津川市の光明山寺(こうみょうせんじ)は南北2km、東西5kmにおよぶ広さをもつ大山岳寺院である。10世紀後半、真言宗広沢流の僧寛朝僧正により開かれ、11世紀後半には、東大寺三論宗の僧厳王周によって再興されたとされる。ここが教学の道場として最も栄えたのは12世紀代といわれ、この頃に入山した静誉上人は堂舎・僧坊120を数えたと伝えている。

平安から鎌倉時代(11世紀末?13世紀中)の遺構から発見されたトイレは2時期あり、ともに石組である。旧トイレは破損して構造はよくわからないが、新トイレは、径20?50cm大の石を2列組み合わせ、中央に幅約20cm、深さ約80cmの隙間を設けて溝とする構造で長さは5.7mにおよぶ。そのうちトイレ本体は2.4m、南側1.4mは築地塀の下に入る暗渠となっている。

2009年09月18日

国家社会主義は

国家社会主義は、ムッソリーニやナチスによるファシズム、日本での北一輝による「国体論及び純正社会主義」や、統制派による統制経済、更にはアジア諸国での開発独裁などを指す。反共主義や極端な民族主義・国家主義などを掲げる。その民族主義的な面から右翼(極右)とされる場合が多いが、国家による統制経済(集産主義)や全体主義などはソ連型社会主義とも共通しており、その名が示す通り社会主義の一種である。ただし民族主義的観点から、君主や宗教的権威者などを尊重・利用・崇拝する場合もあり、その点は程度の差こそあれ旧来の権威を否定する傾向の強い他の社会主義とは著しく異なる。戦前の日本社会党 も一時期は国家社会主義路線を進めていた。
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正確には「社会主義へのビルマの道」と呼ぶ。思想的にはいわゆる仏教社会主義に拠っている側面が大きい。しかし現実的には農業を中心とした統制経済を実施し、企業の国有化を行なうなど、上記の国家社会主義等からの影響が強い。民族主義的政策として、外国資本の排除の他、外国人の短期入国さえも拒否して事実上の「鎖国」体制を築いた。社会主義政策をとっているものの、反共主義を貫いておりビルマ共産党とは激しく軍事衝突した。社会主義を名乗りながら同時に反共を標榜する事は、国民の間からも奇妙に思われ、「社会主義がどんなに酷い体制であるかを示すために、あえてそれを実行しているのだ」という揶揄がなされた。1980年代にはいずれの政策も行き詰まりを見せ、1988年には8888民主化運動が勃発するに至り、ビルマ式社会主義は終焉した。

2009年09月27日

文献学

文献学(ぶんけんがく)は、過去の文章、言語を扱う学問である。諸外国の学問的歴史において文献学という言葉は、言語作品および文化的に重要な文章を理解するために不可欠な歴史的、文化的な変遷や文学的な側面としての言語を対象とする学問を意味する。すなわち文献学とは特定の言語の重要な歴史、著作物の理解、文法的および修辞的、歴史的研究を指す。

歴史的言語学という文献学の狭い意味では、文献学は19世紀の初めての言語への科学的探究であったが、20世紀初頭では現代的な言語学にその地位を譲った。
言語間の関係を研究するのが比較言語学である。18世紀にはじめて注目されるようになったサンスクリット語とヨーロッパ系言語の類似性は、インド・ヨーロッパ語族の考え方を生み出した。また過去の言語を解読、理解するために希少言語を研究することも19世紀に始まった。
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複数の写本を元に過去の原典の再現を対象とする学問分野。再現するに当たっての文献的問題は大いに解釈との関連があり、研究者の思想的背景や研究手法の違いなどにより異なった結論が導かれることもある。

古代の文字の解読を対象とする。古代エジプトやアッシリアの古代文字の解読では19世紀に著しい成果をあげる。1822年のシャンポリオンによるロゼッタストーンの解読以来、多くの試みがなされている。

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